「名刺」と聞くと、営業マンが使っているイメージが強いかもしれません。今ではいろいろなものがデジタル化されており、ITエンジニアにとって名刺は必要ないもののように感じる人も少なくないようです。しかし、フリーエンジニアも名刺を持っておくべき理由はいくつかあります。
まず、ビジネスマナーとして名刺が持つ役割が依然として大きいということです。
今でも日本のビジネスシーンでは、クライアントと顔を合わせた時には名刺を交換することが一般的です。フリーエンジニアもクライアントと打ち合わせをする際には名刺を交換することが多くあります。相手から名刺を渡されたのに、自分の名刺が用意されていないと悪い印象を持たれてしまうかもしれません。
フリーエンジニアが名刺を持つべき別の理由に、自己紹介と共に実績を紹介することができるという点があります。名刺には、名前の他にも電話番号やメールアドレスといった情報が記載されています。ビジネスにおいてこれらの情報は必要不可欠なものなので、すでに記載されたものを渡す方が自己紹介としてスマートだと言えるでしょう。
さらに、名刺には自分の持つスキルや仕事の実績などを記載することもできます。そのようにすればクライアントに自分の強みをアピールすることができます。名刺はスペースが限られているため、書き込む情報量をある程度限定するようにしましょう。
より詳しく自分のスキルや業務実績を紹介したい場合には、名刺の裏面を上手に使ったり、WEB上でポートフォリオを見てもらうためのURLやQRコードなどを載せることもできます。
これらの情報を記載した名刺は、フリーエンジニアの営業ツールとして大きな武器となります。稼いでいるフリーエンジニアは、名刺などの営業ツールを最大限に活用してクライアントへ自身を売り込み、年収アップに繋げています。こうした、仕事を成功させ高収入を得ているエンジニアの実態にも注目し、成功するポイントを探ってみるのもいいかもしれません。